例会の後半、時間が30分ほどしかありませんでしたが、音楽科の評価の進め方について、国立教育政策研究所が発行している「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料」を使って、熱田が講義をさせていただきました。
駆け込み寺に来ている先生方の中にはほとんどいらっしゃいませんが、音楽の先生方の中には、まだ、学期末に歌の実技テストをして評価としている方がいらっしゃると耳にすることがあります。
国研の資料に示された評価方法は、時間ごとに評価規準を設定し、それに対して、「十分満足」「おおむね満足」「努力を要する」を看取って、指導に十分に役立てながら学期末の評価の資料として蓄積し、それを集計して評定等へ総括していきましょうというものです。
毎時間の子供たちの様子をしっかり見てデータを蓄積していけば、学期末に歌のテストなどをやる必要がなくなるという評価方法が示されています。
市によっては、国研の資料の読み取り方などが周知されていないところもあるようでしたので、参考資料の活用方法と実際の評価の進め方についてお話しさせていただきました。