明日から2学期が始まる地域が多いと思いますが、さいたま市の小学校も明日が始業式です。
初めて教壇に立った先生方にとって、校内音楽会や市内音楽会と日常の音楽の学習を、どのように両立していけばよいか、先が見えない不安がいっぱいのことと思います。
そんな先生からのSOSが入り、急遽、個別駆け込み寺を開催しました。
4人の先生方がお集まりになりました。
音楽会の器楽曲のパート決めの方法、合唱曲の伴奏者のオーディションのやり方など、すぐに直面する課題から話は始まりました。そして、音楽会の演目である楽曲の練習であっても、〔音楽の素〕を架け橋にして作曲者の思いに迫り、楽曲の良さを子供たちが自ら見つけて演奏していくことや、〔音楽の素〕をアイテムにして、子供たちの手でさらに魅力的な演奏をつくり上げていくことの大切さを確認しました。
その後、2学期の中で、歌唱、器楽、音楽づくり、鑑賞の4つの領域がバランスよく学習できるように、大まかな授業計画を話し合いました。
校内音楽会や市内音楽会があると、音楽の学習が単なる「練習」に終始してしまうケースがありますが、〔共通事項〕として取り扱う音楽を形づくっている要素をアイテムとして、子供たちが、音楽の本質的な楽しさを味わっていくような「学習」を展開したいものです。
明日から新学期が始まるという前の晩にもかかわらず、夜遅くまで熱心に勉強された先生方に、大きな拍手を送りたいと思います。