去る8月26日(金)、和歌山県の西牟婁郡(田辺市周辺)の音楽教育研究会からのご依頼をいただき、夏季研修会にお伺いいたしました。3年連続となるお招きですが、今回は鑑賞教育をテーマにお話をさせていただきました。
そして、その前日の25日の夜には、初めての地方開催となります「音楽教育駆け込み寺in紀伊田辺」を、田辺市の音楽の先生方が世話人となって、開催してくださいました。
17時30分から、お弁当での夕食を挟み、20時30分までの3時間、先生方から日頃のお悩みごとを出していただき、中身の濃い時間を過ごすことができました。お悩みごとは、歌唱の活動に関することが多く、声の出ない学級への指導方法や、音程のとれない子供への指導方法など、実態に即した話し合いをすることができました。
とても熱心な先生方ばかりで、時間が過ぎていくのもあっという間でした。
「駆け込み寺in田辺」で心地よい時間を過ごさせていただいた後、ご用意していただいたとてもすてきな宿で、翌日の鑑賞指導の研修会の最後の準備をしました。
今回の鑑賞指導の研修会では、①機器や音源などの鑑賞の授業の環境を整えること、②題材の導入を工夫すること、③学習に当たっては言語化された具体的な課題意識をもてるようにすること、の3点に絞って様々な映像や音源を視聴していただきながら、お話をさせていただきました。
研修会場として新しい校舎の快適な空間をご用意いただいたり、景色の美しいお店でのおいしい昼食をいただいたりなど、細やかなご配慮をいただき、とてもありがたく思いました。
今回は研修会にお招きいただき、本当にありがとうございました。和歌山県西牟婁郡の音楽教育のますますのご発展を心よりお祈りしております。